コンサルタントの1口メモ

02/01　変化の季節（循環）

2004/02/01 『変化の季節（循環）』

　変化の季節のために長い四季というものが存在する。1日というのは習慣の繰り返しであり、1年というのは長い停滞期と成長期の繰り返しである。人間だけではなく、大地も、水も、樹も、そして雲も、自然はすべて循環しているのだろうと思う。この世界のすべてのものは、大なり小なり繰り返しているのだ。この考えが自分の中に生まれ始めたとき、自分が大きく変わったということに今頃気がついた。成長するとは何だろうと考える。高校時代のことを思い出すと、やはり失敗することだったと今思う。人間に必要なことはなんだろうか。やはり失敗なのではないか。今までの自分のなかで、成長につながったことは何だろうと考える。怖いもの知らずに飛び込んだときの結果、今の自分はそう思う。今は冬だが、もうすぐ外は暖かくなり始め、大地にはフキノトウが芽を出し始め、つくしが溶けた雪の中からあらわれる。オオイヌノフグリは緑の地面を透き通るような青色に、タンポポはそのじゅうたんにきれいな花を咲かす。ミツバチが忙しそうに働いている。家のすぐ前にある狭い水路には、冷たい水が流れている。上の山から流れてくる雪解け水だ。吹く風は、もう冷たさを感じない。これから多くの花が咲き、新しい世界がこの世に生まれる。自分の原点をここに感じる。自分もこれと同じ。自然とともに生きて、自然に生きる。もうすぐ暖かい春が来るだろう。